
腕の肘から手首までを「前腕」と呼びます。
今回はその前腕の回旋という動きと肩こりについてのお話をさせてもらいます。
回旋とは扉の鍵の開け閉めのときなどに腕を回す動きのことで、特に内に回す動きがしっかりできるかどうかが肩こりと関係するポイント。
腕が上がりづらいなどは気にされることもあると思いますが、なかなか前腕が回りづらいを気にすることはないと思います。
でも、すごく大事なんです。
日常でも前腕は内に回した状態で使うことが多いと思いますが、この内に回す動きが本来より小さくなっている方は、肘を外に開くなどの動きで前腕を回す動きを助けようとします。
肘を外に開くと腕の重さも感じやすく、肩の付け根に力が入るので、パソコン作業や料理や書き物などで長時間その体勢になることは肩こりの大きな要因になります。

ここからは、前腕の内回しの動きを取り戻すための簡単なケア方法をお伝えします。
写真のように肘を90°ぐらいに曲げて、腕の力は抜いたまま身体にぴたっと付けます。
もう片方の手は肘の外側に軽く触れます。
後はそのまま手のひらを返すように前腕を内へ外へと大きくクルクル動かします。
肘をぴたっと身体に付けていると、意外と内側へ回しづいなと感じると思います。
何度かクルクルと動かしていると少し楽に動かせるようになると思いますので、そのタイミングで終えてもらって大丈夫です。
やった後はフッと肩の力が抜けているのを感じられるのではないでしょうか。
肩が重いな、肩に入った力が抜けないな、という方はよろしければ試してみてください。