呼吸には肋骨、睡眠にも肋骨、冷えにも肋骨

プロメテウス解剖学アトラス コンパクト版 80頁

肋骨。

あばら骨とも呼ばれたりする胸のところの鳥かご状の骨のこと。

ここはすごく大事な施術ポイントだと考えていて、来られた方ほぼ全員に調整をしています。

まず呼吸の要です。

息を吸って、肺が膨らみ、それによって肋骨も広がる、と思われがちですが実は逆で、先に肋骨が広がる動きをして、それに合わせて息が入り肺が膨らむのです。

ほぼ同時の動きではあるのですが、敏感な方
であれば初動は肋骨だとわかると思います。

そして睡眠にも深く関わってきます。

眠りが浅い、寝付きが悪い、という方もまず肋骨が固まっています。

肋骨の一番下には横隔膜が付いていて、
肋骨固まる→横隔膜固まる→内臓固まる
といった悪循環で自律神経の乱れ、体液循環の低下、冷えなどにも繋がります。

背骨と接しているので背骨の固さともまさに密接です。

肋骨が動いているかどうかって普段意識しないとおもいますが、結構大事なところなんですよ。