未知の所に行く、未知のことをするって二の足を踏むことが多くなりがちですけど、意外と自分なりの楽しみ方が見つかるものです

塩田千春 つながる私(アイ)

美術館に行くのが趣味だという話をすると、興味はあるけど絵のこととか全然わからなくて、と言われることがよくあります。

絵などの作品のこと(良し悪しとか)なんてわからなくていいんじゃないか、と思います。要は自分の心が動くかどうか。

作品を観ながら色々と考えることもあります。というより、観ること自体が考えるということなんだと思います。観ている時間の中でしか考えられないことがあるから。

その中で何か感じることや考えが広がることがあれば楽しいし豊かだし、作品を観てピンとこなくても美術館の建物や空間を楽しむこともできます。

見たい作品がなくても美術館に行くことがあります。その空間の中でぼーっと時間を過ごすのも癒されます。

自然の中で癒されるのとはまた別の感覚。

未知の所に行く、未知のことをするって二の足を踏むことが多くなりがちですけど、意外と自分なりの楽しみ方が見つかるものです。