つらーい花粉症、首や肩のこりにも影響するんです

気候的には過ごしやすい反面、花粉症の方にはつらい季節ですね。

花粉症の症状が出ているときは首や肩のこりやそれに伴う頭痛もひどくなりがちです。

花粉症で多い症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまりだと思いますので、それぞれがどう肩こりなどに関係するかをお話していきます。

まずは、くしゃみから
くしゃみをすると全身の筋肉に力が入ります。
そのとき顔や首や肩、背中の筋肉が瞬間的に縮こまることにより、周辺の関節も固まります。それが繰り返されることで筋肉や関節の硬さが増していき、血流も悪くなり、肩こりなどの不快な症状が出やすくなります。

次に、鼻水について
鼻をすすることが増えると思いますが、すするたびに鼻から頬(ほほ)にかけての筋肉や、呼吸に関係する首の前側の筋肉が、瞬間的にわずかではありますが収縮します。一回一回はたいしたことは無くとも、短い時間に何度も繰り返されることで筋肉の疲労がたまっていきます。
また、首の前側の筋肉は首の直下の鎖骨に付いているものが多いのですが、そこの筋肉が硬くなることで鎖骨がわずかに引き上げられた状態で固まります。鎖骨が引き上がると、肩も上がった状態で力が抜けにくくなるので、肩や背中のこりを感じやすくなります。

鼻をかむときも、くしゃみのときのように顔や首肩まわりに力が入ってしまいます。鼻づまりもひどいときには上手くかむことができずに顔や頭の血管にとても負荷がかかります。ちょうど鼻をつまんで耳抜きをするときと同じような状態ですね。このような負荷は頭痛をおこす要因になると考えられます。

最後に、鼻づまりについて
鼻づまりで一番大きいのはやはり呼吸です。
鼻で呼吸がしづらいのでどうしても口呼吸になりがちだと思いますが、口呼吸だと呼吸が浅くなりやすいです。
単純に口では深く息が吸いづらいのですが、口で呼吸をするときは、自然と軽くアゴを前に突き出し背中を丸める姿勢になりやすく、胸(肋骨)まわりを固めてしまいます。このような状態が続くことでも首肩のこりや頭痛などにつながりやすいです。
肋骨がしっかり動くことでより深い呼吸が出来るので肋骨を固めることでより呼吸は浅くなっていきます。
浅い呼吸では酸素がしっかり取り込めません。
酸素は身体の大切な栄養なので、呼吸が浅くなることで疲れやすくなったり、疲労が回復しづらい、ということにもつながります。

長々とお話してきましたが、花粉症がひどいと風邪でも引いたんじゃないかという状態で、身体もだるくて仕方ないと思います。

そんなつらい花粉症症状からさらに首こり肩こり頭痛などでお悩みの方へこんなストレッチがあります、といってもそんなのやる元気ないよ、というのが正直なところだと思います。

お家では、ゆっくりお風呂につかって身体を温めながらリラックス。そしてしっかり睡眠を取るという基本的なことをおすすめします。

そのときにひとつだけ心掛けていただきたいことがあります。布団やベッドに仰向けに寝たときに、おそらく下向きになっているであろう手のひらを上向き(天井方向)にして欲しいのです。

それだけで閉じた胸が少し開きますので、呼吸もしやすくなります。実は肋骨が固まっていると睡眠の質が落ちるのですが、この状態でしばらくゆっくり呼吸をしてもらうと、肋骨が関係する関節が若干動くようになるのでよりリラックスもでき、寝入りもスムーズになりやすいです。

これは日々行っていただくと良いのですが、やはりつらいときは人の手(プロの手)を頼るのがいいと思います。

整体サロンコシュカでは全身の筋肉と関節の調整を行っていますが、頭や顔の施術も行います。

花粉症のときは頭や顔も固まっていることが多いですので、ぜひそこまで含めた施術を体験してください。

ご相談いつでもお待ちしてます。