眠りの浅さは呼吸の浅さ、肋骨(ろっこつ)緩めましょ

ぽかぽかの春の陽気は眠気を誘いますが、夜の眠りが浅いな、と感じている方も多いのではないでしょうか。

眠りの浅さと呼吸の浅さというのは密接に関係していますので、今回はそのお話をさせてもらいます。

呼吸の深い浅いというのは肋骨が動くかどうかで決まりますので、いかに肋骨を固めずにいられるかがカギになります。

なので、固まった肋骨を動くようにしていく方法をお伝えします。

とはいってもやることは簡単、肋骨をさするだけ。

肋骨というと下の方をイメージしやすいかと思いますが、呼吸において大切なのは上の方です。

写真のように鎖骨のすぐ下あたりを中心にやさしく、丁寧に、さすってください。

なるべく骨を感じながら。

ポイントは強くこすらず、優しくさすること。やり過ぎないこと。一回10秒ほどで大丈夫です。

強すぎたりやり過ぎたりすると、稀に胸が苦しくなる方がいますのでほどほどで加減をしてください。

さする手はどちらでも大丈夫です。右手で左の肋骨、左手で右の肋骨をさする方がやりやすいかもしれません。

最初は片側ずつがやりやすいと思いますが、慣れてきたら両側いっぺんでも大丈夫です。

さすった後に大きく呼吸をすると、深く吸えるのがわかるのではないでしょうか。

お手隙のときにやっていただくのはもちろん、寝入りの際に仰向けでやっていただくと、とても良いです。

そのときは肋骨をさすった後、両腕を手のひらを上向きにして身体の横に置いてもらうと、より自然に胸が開いて呼吸がしやすいです。

質の良い睡眠を取るには身体のゆがみを整えることも必要ですが、これだけでも続けることで良い変化が期待できますので、よろしければお試しください。