
雨の日が続くこの季節、「なんだか体が重い」「頭がボーッとする」「朝からだるい」そんな体調不良を感じている方が増えています。
コシュカにも、こうしたお悩みで足を運ばれる方が多くなっています。
梅雨時に体調を崩しやすくなる原因はいくつかありますが、ここではよく見られる3つのパターンを紹介します。
梅雨時に体調を崩しやすい3つの原因
1. 気圧の変化で自律神経が乱れやすくなる
梅雨のように気圧が下がる日が続くと、身体のリズムを整えてくれる自律神経のバランスが崩れやすくなります。
その影響で、頭が重い、朝なかなか起きれない、やる気が出ない…といった不調が起こりやすくなります。
2. 湿度が高くて、汗や水分がうまく出ていかない
湿気が多いと、汗がなかなか蒸発せず、体の中に“熱”や“水分”がたまりやすくなります。それが「むくみ」や「体の重だるさ」、「のぼせ」や「手足の冷え」にもつながってきます。
特に梅雨のように湿度が高い日が続くと、身体の中で“熱がこもる場所”と“冷えやすい場所”ができて、いわゆる「身体の温度ムラ」が起こりやすくなります。
このアンバランスが、循環や自律神経の働きを乱し、不調が長引いたり、なかなかスッキリしない状態につながってしまうこともあるんです。
3. 日照時間が減って、気分が下がりやすくなる
雨や曇りが続くと、太陽の光を浴びる時間が減ってしまいます。
その結果、気分を安定させる“セロトニン”というホルモンが不足しやすくなり、気持ちが沈んだり、寝つきが悪くなったりすることもあります。
この3つの中で今回は、「2. 湿度が高くて、汗や水分がうまく出ていかない」というところを、もう少し掘り下げてみようと思います。
湿度が高いと、汗がうまく蒸発できず、身体の中に熱がこもりやすくなります。
本来なら汗をかいて体温を調整するはずが、空気中の水分が多すぎて汗が乾かず、熱が外に逃げられなくなるんです。
その一方で、汗が皮ふに残った状態になると、今度は表面が冷えていきます。
少し冷房の風が当たったり、気温が下がっただけでも“ひんやり”を感じやすくなるのはこのせいです。
こうして起こるのが、「中は暑くて、外は冷たい」という身体のちぐはぐな状態。
これが続くと、身体の中の循環が悪くなり、のぼせや体の重だるさ、手足の冷え、むくみなどが出やすくなってしまいます。
さらに、こうしたちぐはぐは内臓にもじわじわ影響してきます。
本来、身体の表面が冷えると、熱を逃がさないように中心部(内臓)に血液を集める働きが起こります。
でも、湿気で身体の循環がうまくいっていないと、内臓に熱や血液が届かず、逆に“内側も冷えたまま”になってしまうことがあるんです。
その結果として、「お腹が張る」「食欲がわかない」「疲れやすい」など、消化器系の不調が出やすくなることもあります。
コシュカでは、全身の筋肉や関節にアプローチすることで、身体の動きとともに体内循環の改善も期待できるケアを行っています。
梅雨時の不調も、気になることがあればいつでもお声がけください。
この季節は、身体も心も不安定になりやすい時期です。どうかご自分の身体をいたわりながら、ゆっくり過ごしてくださいね。