関節を整えると不調はやわらぐ— コシュカの整体の考え方

体験を通して感じたこと

先日の熱中症の記事では、循環の大切さについて書きました。
そのとき自分で後頭骨まわりを調整してみると、ひどかった頭痛がだいぶ楽になりました。

普段の施術でも大切にしていることですが、自分の身体でもあらためて体感できたのは良い経験でした。
ここから、コシュカの整体についてもう少しお話ししてみようと思います。

コシュカの整体が大切にしていること

コシュカの整体では「関節が構造通りに動けるように整える」ことを基本にしています。

関節のどこかが動かなくなると、その分を他の場所が代わりに頑張ることになり、その負担が続くことで不調として表れてきます。
たとえば足首や股関節が硬いと腰や膝に負担がかかり、腰痛や膝の痛みにつながることがあります。
手首や肘の動きが悪いときも同じで、肩や背中が余計に働いてしまい、肩こりや背中の張りとして現れることも少なくありません。

不調は「動かない場所そのもの」ではなく、「代わりに頑張り続けた場所」に出てくるのです。
だからこそ、まずは関節をきちんと動かせるように整えることを大切にしています。

関節を整えると、動きも流れも変わる

動きが変わる

身体がねじれていたり傾いていたりすると、関節は本来の動きを発揮できません。
ドアの蝶番(ちょうつがい)が歪んでいると開け閉めしづらいように、身体もスムーズに動けなくなります。
関節の動きが整うと、無理のない自然な動きに変わり、余計な力みが減っていきます。

流れが変わる

関節が動きやすくなると、そこに付く筋肉や膜の緊張もやわらぎます。
その結果、血液やリンパ液、脳脊髄液といった体液の流れがスムーズになります。
関節のねじれは周囲の組織を引っ張り、血管などのねじれにもつながるので、ホースが折れ曲がって水が通りにくくなるのと同じように、循環を妨げてしまうのです。

そのため、関節を調整することによって循環の改善にもつながり、様々な不調の改善も期待できます。
だからこそ、関節の調整を大切にしています。

まとめ

コシュカの整体は「関節の動きを整える」ことを軸にしています。
その過程で循環も改善され、不調の改善や回復力の向上につながっていきます。

今回の体験を通して改めて感じたのは、症状があるときも、そうでないときも、関節を整えることが身体全体の健康を支える基盤になるということ。
日々を元気に過ごすために、関節を動ける状態に整えておくことはとても大切です。