山中健太がコシュカにて、ポリシーとして大切にしている 40 のことです。
少し長くなりますが、大切な身体を預ける場所を見つける参考に少しでもなれば幸いです。
- 『手間をかけて 時間をかけて』
施術も、その技術の習得も手間と時間をかけることを大切にしています。
インスタントな技術や、効率だけを求めたやり方には興味がありません。
ひとりひとりに向き合って、安心して身をゆだねられる施術を届けたいと思っています。 - 『全身をみる』
身体は全部でひとつ。どこかの関節の動きが悪いと、思ってもいなかった場所に影響が出ることもあります。全ての関節が動ける状態を目指し、全体のバランスを整えていくことが、結果的に不調の軽減や動きやすさにつながると考えて、全身を見て施術しています。 - 『じっくり、丁寧に』
ゴリゴリ強く揉んだり、急に力をかけるような調整はしません。大切な身体に触れるのだから、じっくり、丁寧に。リラックスしているうちに、ウトウトしてしまった。そんなふうに感じる方も少なくありません。 - 『話を聞く、話ができる』
身体のこと、自分のこと。周りには聞かれたくないこともあります。気になることがあれば、なんでも話してください。話すことで、ふっと気持ちが軽くなることもあります。他の人を気にせず話せるのも、プライベートサロンならではの良さだと思っています。 - 『よく観る、見守る』
触れて確かめることと同じくらい、目でよく観察することを大切にしています。でもそれは、細かくチェックするだけでなく、ときには一歩引いて、全体の流れを見守るような感覚。身体の表情や、わずかな変化をとらえるには、そういうことも必要だと思っています。 - 『今できることのすべてで』
そのときの自分にできる、いちばんよい関わり方を。やり方や知識は、日々すこしずつ更新されていくもの。だからこそ、そのつど丁寧に「今できることのすべて」で施術しています。 - 『手でふれるということ』
人の手にしか感じ取れないこと、人の手でしか伝えられないことがあると思っています。器具や機械じゃなく、自分の手でふれること。それは、ただの手段じゃなくて、心や身体が安心できるきっかけになることもあります。「手当て」って、きっとそういうことなんじゃないかと感じています。 - 『伝えるということ』
身体のことや施術のこと、できるだけわかりやすく伝えるようにしています。でも、”わかりやすさ”によって本質からズレることがないように。全部をうまく言葉にできなくても、必要だと思うことは、ていねいに伝えていきたいと思っています。 - 『その場の感覚にゆだねる』
積み重ねてきた経験から、「ふと、こうした方がいい気がする」と思う瞬間があります。その感覚を大切にしながら、過去のやり方に縛られず、目の前の身体に合う関わり方を探しています。“直感”は、偶然ではなく、自分の中で育ってきたもの。その声に、ちゃんと耳を傾けていたいと思っています。 - 『まずは、挨拶から』
はじめての場所では、少し緊張することもあると思います。だからこそ、挨拶を交わすことで生まれる、ちょっとした安心感を大切にしたいと思っています。 - 『気遣う』
整体は人と人が関わるもの。一方的にならないように。押しつけず、引きすぎず。ほどよい間合いがつくれると、そこには、自然と心地よさが生まれる気がします。 - 『落ち着いた所作で』
落ち着いた時間が流れるように、音や動きひとつにも、さりげなく気を配っています。それは、安心して身体を預けてもらうために。そして、こちらの所作や姿勢は、施術そのものにも影響してくるものだと思っています。 - 『そのときの、あなたの身体に』
身体はいつも同じではありません。過ごしてきた日々も、今の状態も、感じ方も人それぞれ。だから施術も、決まりきった形にはなりません。目の前の身体に合わせて、丁寧に選んでいきます。 - 『考え続ける』
他のお客さまでの成功体験に縛られることなく、目の前のお客さまの身体がより良い状態になるように、気持ちも軽くなるように考え続けます。 - 『局所的な施術はしない』
肩がつらいから肩だけ、腰がつらいから腰だけというような施術はしません。
そういった施術を求める方には当サロンの施術は向かないと思います。
つらさが出ている場所に負担をかけているところの施術が大事です。 - 『回数券は売りません』
先にまとめてお代をいただいての施術では、そんなつもりが無くとも気の緩みが出てしまうのが人間なのかな、と思います。都度しっかり向き合い施術をしてお代をいただくのが健全です。 - 『部屋、空間は清潔に』
当たり前ですが、だからこそ当たり前に。
清潔な部屋でないと身体も気持ちも整いません。というかその前にここ大丈夫か?って思っちゃいます。 - 『タオルも清潔に』
身体に直接触れるものですから当然です。自分のお店だと何を気にすることなく頻繁に施術用バスタオルの交換もできるので自分もノンストレスです。 - 『タオルは綺麗にたたんでディスプレイ』
雑に置かれたタオルは見苦しいですから。神経質ではないのですが、ある程度揃っていないと落ち着かないです。 - 『もちろんお着替えも清潔な物を』
これも当たり前ですが、都度清潔な物をお出ししています。 そうじゃない店も経験してきましたが、あり得ないです。 - 『物を置きすぎない』
物が多すぎると圧迫感を感じてしまいます。周囲の間接的な圧力でも身体は緊張してしまうものです。
猫グッズもあまり増やさないようにしています笑。 - 『余白を残す』
息苦しくなってしまうので全てをいっぱいいっぱいにせず、常に余白は残していたいです。
新しい物、大切な物、その時心が動く物をいつでも入れられるように。 - 『柔軟性を持って』
身体もそうですが、頭も心も。決めつけない、縛らない、縛られない、白黒つけすぎない。 - 『大きな声を出さない』
五感への刺激は身体に様々な変化をもたらします。大きな声によって身体に緊張を生まないように。
無駄に声の大きな施術者って意外と多いです。 - 『電話の呼び出し音も静かに』
電話で施術の手を止めてしまうことはありますが、急な音にびっくりしないよう耳あたりの良い静かな音にしています。 - 『提案はするけれど強制はしない』
来店のペースやホームケアなど、お身体の状態に合わせた提案をさせてもらうことはありますが、強制はしません。強制される関係はいいものだとは思わないから。強制されて身体が良くなるとも思えないから。もちろん訊いていただければ、自分の身体を良くする為にやってきた経験も踏まえてアドバイスさせてもらいます。 - 『身体のトラブルはコシュカにお任せ』
つらいときには顔が浮かぶ、今日来るのを楽しみにしてた、と言っていただくこともあります。つらくないのが一番ですが、ここに来れば大丈夫、身体が変わる、また頑張れる。そう思ってもらえる関係性を皆さまと築いていきたいです。 - 『良質なベッドで施術を』
カチカチで無機質なベッドはいやだったので、よりリラックスしてもらえる物を。
寝心地の良さや身体への負担が違います。
ここに寝てるだけで身体が楽になりそう、なんて言ってもらうこともあります。 - 『きちんと骨に触れ、関節を調整する』
手で感じる骨の輪郭が鮮明になるにつれて施術の質も変わってきました。 頭から手足の先まで全身の関節を丁寧に確認、調整します。 - 『ぼーっとする時間を大切にする』
何もしない、考えない時間を作る。空っぽにしてリフレッシュ。
ぼーっとしていても気付いたら何かを考え始めていることもありますが、頑張ってどうにかしようというときより、そんな時にこそふとアイデアをひらめく事もあります。ぼーっとすることで実は体も緩むんです。 - 『身体が資本、自分の体調管理もしっかりと』
身体が資本、切実にそう思います。 体調不良で仕事に穴を開けないように、施術の質を落とさないように、好きなことを我慢しなくていいように、体調管理は気をつけています。
ほどよく食べ、よく寝て、よく歩く。基本はこれ。今の自分にはこれが合っています。 - 『施術毎の手洗い、うがいも欠かしません』
自身の体調管理の一環と、おひとり毎に清潔な手で心地よい施術をするために。
気持ちのリセットもできます。 - 『手のケアもしっかりと』
カサカサの手で触れるわけにはいきませんので冬でなくともハンドクリームは欠かせません。
香りのあるものを使うときは、手を鼻に近づけた時にふわっと香るぐらいの微かな香りの物にしています。 - 『休憩で外に出るときは着替える』
カジュアルな格好で施術をしているのでそのまま出ることも出来ますが、上下ともちゃんと着替えます。汗や外の匂いやアクシデントでの汚れなど、施術に差し障りがないように。 - 『基本、基礎を大切に』
小手先のテクニックには頼りません。 しっかりとしたベースが無いと高く積み上げる事はできませんから。
帰れる場所であるとともに、立ち返り自分を律するものでもあります。 - 『マイペースに』
焦って何かをしていい事があった試しがないです。追い込まれてできる事ももちろんありますが、自分のペースだからこそ出せる全力があります。 - 『いつでも穏やかに』
自分の精神状態というのは自ずと施術にも出てしまいます。いつでも穏やかに。 - 『お返しのお札は新券で』
身体を整えた後はお札もキレイな方が気持ちがいいですから。
気付いてくださる方も多くて嬉しいです。 - 『ちゃんとお休みいただきます』
ちゃんと休息を取ってしっかりと仕事をする。そして、良い仕事をして休みを楽しむ。このサイクルを回していきたいです。 - 『いわゆる身体にいいことばかりに囚われない』
囚われ過ぎるとかえってストレスになりますから、何事もほどほどに。
清濁併せ呑むのも大切だと思いますし、そうできる身体こそが健康なんだと考えます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
当たり前のことも多く並んでいますが、こんなことを考え実践しながら日々整体をしています。
今後も経験や年齢を重ね、物事の捉え方や考え方が変化することで、このページの内容も変化していくこともあると思いますが、それは自然なことだと考えています。