
歩いていると股関節に違和感がある、立ってると股関節が詰まる感覚がある、股関節が硬くてしゃがみづらい、というお悩みがある方へ。
股関節のこと、少し知ってみませんか。
知るだけでも身体は変わります。
大事なのは可動域ではなく正しい使い方。
硬いからといって無理にストレッチなどで動かすのことでケガに繋がるリスクもあります。
物でもなんでも、本来の動きや方向を無視して無理やり動かしたら壊れてしまいますよね。
頑張ってやった結果ケガをするというのは残念なことなので、股関節のこと知って欲しいです。

大腿骨(だいたいこつ)と接しているのは、正確には骨盤の中でも寛骨(かんこつ)という骨ですが、ここでは馴染みのある骨盤という名前で説明していきます。
骨盤の凹に大腿骨の凸がはまっている、その隙間(空間)のことを股関節というですが、股関節を使うというのはどういうことか。
それは
①大腿骨が動く
②骨盤が動く
③その両方が動く
ということ。
股関節というのは先に言ったように隙間(空間)でしかないので、股関節は使うというより、①②③の骨が動くことによって使われる、というのが正しいです。
骨をスムーズに動かすにはその形と場所を知ることが一番。
形や場所を知るにはさすること。
骨をさすることで身体が緩む効果もありますが、形や場所を脳に教える作用もあります。
骨盤は鼠径部(そけいぶ)の辺りで触れる両サイドの骨を、大腿骨はお尻側面で触れる骨のでっぱりを、
さする習慣を付けることで骨の動きが良くなり、結果的に股関節の動きがスムーズになります。
これに関しては、その場でなんとかするというのではなく、習慣化することで少しずつ動きをスムーズにしていくものです。
歩いていると股関節に違和感がある、股関節が詰まる感覚がある、股関節が硬くてしゃがみづらい、というお悩みがある方は、よろしければ骨盤と大腿骨をさする習慣付けてみてください。