からだのどこかに痛みや違和感が出ているとき、その場所だけが原因だとは限りません。

たとえば腰に張りを感じていても、実は股関節や足首の動きが悪くなっていることで、腰の動きが“代わりに”頑張ってしまっている場合があります。

関節というのは、本来“チーム”のように働くもの。それぞれが少しずつ、無理なく動きに参加することで、全体としてなめらかで、負担の少ない動きが生まれます。

でも、どこかの関節が動かなくなると、他の関節がその分を補うようにして働かされる。そうして、特定の部位だけに負担が集中してしまうのです。

コシュカでは、痛みのある場所だけでなく、「どこが動かなくなっていて、その結果どこに負担がきているのか」という視点で、からだ全体のバランスをみていきます。

可動域の大きさよりも、“どれだけ多くの関節が動きに参加できているか”それこそが、負担のない身体づくりの土台になると考えています。

ひとつの関節に頼らず、全体で支え合える動きへ。それが、日常の中で軽やかに動ける身体への第一歩です。